帰化申請した後の注意点

帰化申請をしても、許可されるまでに通常１０カ月～１年程度時間を要します。帰化申請中に下記の事情があった場合は『必ず』申請をした法務局に対して報告をしてください。

１．交通違反等してしまった場合

万が一、交通違反をしてしまった際などは法務局へ報告が必要です。重大な違反や事故の場合は、帰化の許可への影響もありますし、万が一、裁判沙汰になってしまった場合など、その後、帰化が許可されることで、国籍が変わる為、裁判にも影響が出てしまいますので注意が必要です。

２．海外旅行等で出国する場合

海外旅行や商用で出国する場合は、出国前に必ず法務局へ連絡をしてください（出国しても帰化の審査に影響はありませんので安心して出国していただいて結構です）。注意する点は、帰化の許可がおりますと官報で公示されますが、この公示日を 挟んで海外に出国する際は要注意です。これは、帰化により母国の国籍を失いますので、日本国民でありながら戸籍をまだ編成していないことになってしまいます。その為、日本国が身元を保証することができず、最悪の場合、帰化したにもかかわらず、無国籍者という扱いになってしまいかねないからです。

３．生活環境が変化した場合

引越し、出産、結婚等の生活環境の変化や職場が変わる際も法務局への連絡が必要ですので、ご自身では小さなこととはいえ、重要なことですので、必ず報告をするようにしてください。

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